初芝富田林高等学校 
手良脇さん

さて手良脇さんが東大に入学して半年が過ぎました。前期の試験も無事終わったわけですが、勉強以外の学生生活について聞かせてください。
*取材をしたのは2019年8月

前にもお話ししたとおり、僕は東大のクイズ研究会に入っています。その活動に週に2回参加しています。

クイズ研の活動ってどんなことをするんですか?

部室に行ってクイズをするんです。

クイズをするって?

対戦するんですよ。将棋部の人が将棋をするように。

一対一ですか?

たくさん部員がいますから、問題を読む人がいて、それに複数の部員が「早押しボタン」を使って回答するんですよ。

本格的ですね。クイズ用のボタンまであるんですね。

クイズは知識だけでなくボタンを押すスピードやタイミングも大切ですから、しっかり訓練しないと(笑)。

さすがテレビのクイズ番組でも常連になっている東大のクイズ研ですね〜。

はい。テレビで顔を見た覚えのある人を部室で見かけることもありますよ(笑)。ところで僕は大学からクイズを本格的に始めたんですが、高校からやってる人はやっぱりすごいですね。クイズには「ベタ問」と呼ばれる問題があって、それは過去に何度もクイズ番組などで出題されたことがあり、クイズ通ならば問題の出だしを聞いただけでボタンを押さなければならない問題です。そうしたベタ問をたくさん知っているのはやっぱり高校からクイズをやっている人たちです。

どうやってクイズのスキルを高めるんですか?

ひたすら問題集を読むんです。もちろん部室で実際に対戦することも大切です。クイズの世界では、「クイズに強くなりたければ、あらゆる領域でそれぞれのマニアの人にとっての常識であるレベルの知識を知らなければならない」といわれています。

自動車マニアにとっては常識レベルである自動車の知識、鉄道マニアにとっては常識レベルである鉄道の知識、といった感じですね。

はい。僕は暗記が好きだし、知識がどんどん増えていくのが楽しいのでクイズをこれからも続けていこうと思っています。

ところで先日、東大クイズ研の新入生45人くらいで「新人戦」があったんです。

高校からクイズをやってきたツワモノもいる中での新人戦ですね。結果はいかがでしたか?

思ったより良くて、僕は大学からクイズを始めた人たちのグループで8位になりました。

すごいですね。これからどんどん順位を上げていくのでしょうね。楽しみにしています。ところで、このインタビューの第1回の時に、TeX(テフ)というソフトウェアの勉強会にも参加しているというお話しでしたが、その後はいかがですか?

その後「パイソン」という比較的新しいプログラム言語に興味を持つようになりました。これは従来のプログラミング言語よりもシンプルで、コンピュータの初心者でもとっつきやすい、でもけっこう将来性もあってAIの開発にも使われているそうです。

その新しいプログラミング言語を勉強しているのですね。またまた独学ですか?

はい。7月に現代物理学のレポートを書くことがあり、そこでさっそくパイソンを使いました。物理学のレポートでは必ずシミュレーションなどの作業があり、プログラミングができると便利なんですよ。

4月に入学して最初はTeX(テフ)というソフトウェアを勉強してからパイソンを独学で始め、7月の物理のレポートで活用したのですね。すごいな〜。手良脇さんは高校からパソコンを使っていたのですか?

いえ。大学に入ってからです。大学でも「情報」の授業はありますが、ほとんど独学で進めています。もうあまりキーボードを見ないでも入力できるようになりましたよ(笑)。

自分が興味を持った分野にどんどん独学でチャレンジする手良脇さんは本当にたくましいですね。この一年間、いろいろなお話を聞かせていただきありがとうございました。今後のご活躍を期待しています。どうもありがとうございました。

*ここに掲載された文章は、本人への取材をもとに初芝富田林高校が作成しています。

*すべての文章、内容の責任は初芝富田林高校にあります。

はつとん卒業生連続インタビューは今回で終了となります。1年間ありがとうございました。

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